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January 04, 2010

明けましておめでとうございます(^^)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

正月明けの「日経ヴェリタス」に橘玲の面白いコラムが載っていた。
それには、このところの円高で日本国民のドル建て金融資産は25%も増大したとある。

現状の資金の環流は以下の通りである。

1.日本国民が銀行・ゆうちょ銀行へお金を預ける。
2.日本国政府が歳入不足により国債を発行する。
3.銀行・ゆうちょ銀行等が日本国国債を購入する。
4.日本国政府により国民に再分配される。

大雑把に言えば、上記のような流れで、日本国民の金融資産は日本国国債の購入に充てられている。

銀行・ゆうちょ銀行の預貯金は、中小企業などへの融資には向けられず利回り1%台の日本国債の購入に充てられる。

ただのような金利で国民からお金を集め、日本国債を購入すれば、わずか1%台とはいえほっといても利益は出る。

金融機関が、焦げ付くリスクが高い中小企業などへの融資に尻込みするのは当然だ。

何も考えずに日本国債だけ買っていれば誰でも利益を出せるのだから・・・

IMF(国債通貨基金)は、日本政府の債務のGDP比率は、07年の188%から14年には246%になると予測している。これは米国の108%の2倍以上になる。

これだけ財政が悪化すれば、日本国債の長期金利が上昇してもおかしくないのであるが、まだその兆候はなさそうだ。

経済理論的には上昇して当然なのであるが、金融機関が日本国債を購入し続ける限り理論通りにはいかないようだ。

海外政府における国債発行は、その購入者が外国資本である事から長期金利に敏感に反応する。

日本国債の場合、ほとんどが国内で購入が完結してしまうため、無反応だ・・・諸外国と異なり極めて異質な状況にある。

金融機関批判は今回のテーマではないので話を戻すが、橘氏によると、1ドル=90円なら15.5兆ドルになる。
2008年末現在の世界の株式市場の時価総額が32.6兆ドルであり、15.5兆ドルあれば、世界の株式の半分を買い占める事ができると指摘する。

そのために、海外投資の譲渡益や配当を無税にすれば、個人金融資産は自然と海外へ向かうという。

紙くずになるかもしれない日本国債を買い続けるより、15.5兆ドルで海外株式を買い占めた方が夢があるという内容だ。

なるほどねぇ・・・

松下幸之助の無税国家にも通ずるものがあるかな。

例えば、日本国債で集めた資金で世界の株式の半分を買い占めたら・・・配当だけでもすごい金額になるだろうし、無税国家に近づくかもね。
子供手当でばらまくより、長期的にはその方が楽になるだろうね。

世界の株式を買い占めるって、米国や英国が目指した金融立国って結局そういう事だったんじゃないかな・・・

でもたぶん・・・全世界の株式の半分を買い占めるのは、諸外国によるジャパンバッシングの標的になるよね・・・(^^;

ただ、橘氏の着眼点や指摘は面白い。

15.5兆ドルすべてを海外投資へ向けるのは極論だとしても、このような視点から個人のオフショア投資を考えるのは面白い着眼点だと思う。

今年は、国際経済が回復基調になると予測する専門家が多い。

となると、デフレ時期でキャッシュで持っていたのが有利だったのは昨年までの事になる。

今年は、いよいよキャッシュを土地や株式などのモノへ変えるタイミングかもしれない。

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