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February 04, 2009

最近の経済状況について・・・

オバマ政権が誕生して、約二週間が経過した。

経済市況はよくなるどころか、むしろ就任前よりも弱含みといった展開だ。

就任後に発表された各国の経済ニュースが、どれもこれも悪い数字ばかりだから仕方がないと言えるだろう。

私の情報源からの話によると、民放キー局も1社か2社破綻寸前だという話も聞いたし、別の情報源からは地方銀行のいくつかは破綻するという話も聞いた。

破綻といっても、同業他社に吸収合併という事になり、統廃合により業界再編が進むという事になるのだろうが・・・

全国の百貨店も危ない会社が多い・・・

製造業から建築機械、IT、住宅、小売りまで、ほぼ例外なく全業種に不況の余波が広がってきたという処だろうか・・・

ドル円の為替も、90円を切ったままで横ばい状態が続いている。

日経平均株価も、9,000円台を割り込んだまま数日が経過した。

オバマ政権の財政出動が本格化し、グリーンニューディール(雇用政策)やバッドバンク(不良債権の買い取り銀行)構想などが具体的になってきている。

これらの政策が実行されると、またまたマーケットにドルがばらまかれる事になる。

ドルの為替相場はさらに下落し、その結果円高が進む事が予想される。

さらなる円高は、すでに消耗し切っている輸出企業を直撃し、株価を押し下げる要因になる・・・

近い将来、ドル円は『70円台』 日経平均株価も『7,000円台』を想定しておく必要があるだろう。

3月決算法人の決算報告は惨憺たる結果になる事は想像するにたやすい。

また、3月で契約が切れる派遣社員が大量に発生する事が予想されている。

これは、労働者派遣法により、派遣社員が正社員になれるのが3年後、派遣法の制定からその3年目がちょうどこの3月にあたるためだ。

法人税の大部分を大企業が支払っていた。

しかし今年は、トヨタ、ソニー、NEC、日立、パナソニック、シャープ、東芝といった大企業が軒並み赤字転落。

ほとんどの大企業で赤字決算が予想される。

赤字決算の法人は、法人税の負担は『0円』だ。

法人税が『0円』だと、法人地方税も『0円』(均等割、償却資産税など除く)になる。

日本の経済回復にも、政府の財政支出も必須だが、その財源となる歳入(税金)が不足する事が予想される。

足りない分は、赤字国債で穴埋めする事になる。

このような法人税の税収が減退する現状を鑑みると、麻生総理が唱える『消費税増税』議論も仕方がない選択肢のように思えてくる。

アメリカの財政出動においても、日本同様、歳入(法人税)は不足している。

オバマ政権が発表した8,190億ドルの景気刺激策も、赤字国債が財源になる。

これまで積極的に米国債を購入していたのが、日本、中国、サウジアラビアなど・・・

これらの国がいつまで、下落する事が確実な米国債を買い続ける事ができるのだろうか・・・

米国債の保有割合が現在一番多い中国は、今後、米国債を買わないかもしれない。

買い続け、買い支えなければ米国債の価値はさらに下落していく・・・

アメリカへの発言力を強めるためには、中国は米国債の購入を続ける事になるが、アメリカの消費がこれまで以上に減退し、中国からの輸入が減少すれば、中国が米国債を購入する根拠も減少していく。

アラブマネーで潤っていた産油国も、最近の原油の急落で軒並みダウンの状況だが、サウジアラビアは産油国の中では堅実な投資を行っていたため比較して傷は浅い。

しかしながら、サウジアラビアも今後の米国債の購入に関しては慎重だ。

日本は米国債を購入し続ける事は可能だろうか・・・

残念ながら日本には選択肢はない・・・米国債が暴落しても購入を続ける事になるだろう。

その前にアメリカ経済が回復する事を祈るばかりである。

ヒラリー国務長官の初訪問国が日本だという事は、米国債の営業という意味か・・・?

確かにその意味では、日本は重要な同盟国だ。

『ゴルゴ13』で国際情勢を勉強している麻生総理は、喜んで米国債を購入するだろう・・・

ブッシュ大統領が、緊急経済対策として公的資金の注入を決定したときは、ドルの大増刷でそのうちインフレになるのではないかと心配したが、それ以上にデフレの圧力が強く物価が下落している。

企業は減産に次ぐ減産、それでも在庫がたまっていく一方でまったく売れない・・・

こういう状況のときは、資産ではなく、キャッシュを保有している方が有利だ。

キャッシュの種類も、今一番強い通貨は『円』だ。

つまり、何もしないで『円』を保有しているのが一番保守的なポジションだと言える。

あと検討できるのは『金』だ。

『ドル』『ユーロ』『ポンド』と主要通貨の信用が落ちている状況で、世界の富裕層の資金がある程度『金』に向かっているようだ。

もし保有するなら『金の現物』。

『金ETF』などは『金の現物』と交換する事はできないのでおすすめしない。

これから夏場にかけて、経済状況が悪化していく中で、『金』の相場は上がっていると予想される。

みなさんは、世界経済が『リセッション(景気後退)』に向かう中での資産保全対策進めていますか?

世間で詐欺の投資話に引っかかる事例も増えているので、そういううまい話には注意しましょうね。

現状は、何もせずに、ただ『円』でじっと保有しているだけで充分対策になっているので。

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